「環境負荷低減を緑(環境)の利益と提言し、産業と環境の融合を推進する」との環境方針の下、基幹事業の一つとして、バイオマスを中心とする再生可能エネルギー資源による発電事業を進めています。
2016年の操業開始から順調に運転を続けている秋田市の「ユナイテッドリニューアブルエナジー」のほか、秋田県外でのバイオマス発電事業も積極的に推進していきます。2020年に宮城県仙台市で「杜の都バイオマス発電所」、同県石巻市で「石巻ひばり野バイオマス発電所」の建設を開始し、いずれも23年に運転を開始予定です。
両発電所の最大出力はそれぞれ約7万5000キロワット。年間発電量は一般家庭約17万世帯分の電力使用量に相当する計画です。燃料に100%木質バイオマスを使用する発電所としては、国内最大級と見込まれています。
また、宮城県での発電事業を通し、東日本大震災の被災地復興や地域活性化に貢献し、地域協創に取り組んでまいります。
当社のほか、フォレストエナジー株式会社、株式会社レノバの出資により設立されました。ユナイテッドリニューアブルエナジー株式会社が運営します。
燃料は木質チップとPKS(パーム椰子殻)の2種類。うち7割は秋田県産の木質チップが占めています。現在、一般家庭の約4万世帯分、秋田市全体の約1/3の使用量に相当する電力を売電しています。
当社のほか、株式会社レノバ、みずほリース株式会社、住友林業株式会社、RenoDaパートナーズ合同会社の出資により設立されました。合同会社「杜の都バイオマスエナジー」が運営します。
約5万平方メートルの敷地にボイラーや蒸気タービンなどの設備を整備します。建設地からほど近い仙台港を使って輸入する北米の木質ペレットと東南アジアのPKS(パーム椰子殻)を用いて発電します。
当社のほか、株式会社レノバ、東京ガス株式会社、みずほリース株式会社の出資により設立されました。合同会社「石巻ひばり野バイオマスエナジー」が運営します。
建設地は石巻市の港湾地区にある工業団地内の約4ヘクタールで、ボイラーや蒸気タービン、発電機、排ガス処理設備などを整備し、北米の木質ペレットと東南アジアのPKS(パーム椰子殻)を燃料に発電を行う予定です。